こしのくに
代かきが進む散居村の眺望  富山県砺波平野の散居村
■富山県砺波平野を走っていると田んぼの中に家々が点在する景観が見られる。かなり減っていると言われるが、特徴のある屋敷林(カイニョ)を持った民家も多く存在し、切り妻の白壁が屋敷林の陰で引き締まって見える。
■大きな屋根の切り妻形式で黒々とした瓦屋根と、大きな破風板と太い梁で囲まれた三角の妻面を、束と貫がます目に小割りされた白壁が印象的な建物で「アズマダチ」と呼ばれている。江戸時代に金沢の武家屋敷で「アズマダテ」と呼ばれた意匠を、明治になって農家民家に取り入れて発展したものと見られている。明治以降、昭和40年代頃まで、競うように建てられたそうだ。
カイニョとアズマダチの風景もご覧ください。
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